歌入り喜劇 やたけた名人〜坂田三吉〜

脚本・演出:山路洋平/音楽:大西生雄/振付:未来一

1995年9月2日(土)・3日(日):シアター・ドラマシティ

動画をご覧下さい。

第1幕 第二景 やたけた(藤の茶屋前)
第2幕 第1景 けたくそ(三吉の長屋)

動画を見るにはリアルプレーヤが必要です(無料)こちらからどうぞ

<配役>
坂田 三吉(棋士)・・・・・・大西 生雄
小   春(その妻)・・・・・鹿賀千鶴子
カ   ネ(小春の養母)・・・夏目 久子
関根金次郎(棋士)・・・・・・有元 正人
不二田背山(万朝報記者)・・・茶川 一郎
梅   香(芸妓)・・・・・・今井しづか
弥   助(うどん屋)・・・・三善 雅夫
菊   枝(その妻)・・・・・未央  一
里   枝(その娘)・・・・・木村真理子
千 代 松(俥曵き)・・・・・臼井 秀明

<あらすじ>

明治37年暮れーー天王寺脇の裏長屋に住む坂田三吉の妻コユウは、育ての親の叔母に唆され夫の留守に家出を・・。
三吉とコユウは幼馴染みで、彼女が「小春」の名で小料理屋で働いていた時に再会ーー結婚したものの、
草履職人の仕事を放って賭け将棋にのめっている夫に絶望したコユウは、離婚を決意したのだが、
家出寸前戻って来た夫の「女房子と将棋はわいの命!」の言葉を信じて翻意。
2年後。万朝報(新聞)の肝煎りで野に埋もれた将棋の実力者発掘に、東京の関根金次郎6段が大阪で三吉と対局。
千日手(将棋で同一手順を繰り返すこと)のルールを知らなかった三吉は惜敗。
失意の三吉を励ます隣家の夜泣きうどん屋の娘が、生活苦のため遊女に身売りする話がーー三吉はどうしてやる
ことも出来ず悩んでいるところに、万朝報が関根との再戦の対局支度金をくれたので、娘を救う。
明治45年。三吉は再び関根に破れ、将棋を捨てようとするが、関根本人の口から激励をうけ闘志を燃やす。
半年後。再度、関根と対局するため初上京する直前、執念深く三吉とコユウの仲を割こうとしていた
コユウの叔母が亡くなるが、、、。
長屋の仲間に見送られ、関根に挑戦の旅に発つ三吉ーー完成したばかりの通天閣の灯が、
彼の闘志の炎のようにまたたいていた。

TOPに戻る

inserted by FC2 system